2008年11月30日日曜日

結論@ESXi

あきらめて前バージョンに戻すことにした。

理由は主に三つ。

1、安いRAIDカードを買うのがもったいない。
 どうせ買うなら安いモノじゃなくてちゃんとしたものがいいよね。

2、どのみちPCIでのRAIDは何か心理的に嫌。
 どうせならPCIeのx8かなんかがいい。

3、そのうえ動かなかったら元も子もない。
 リスク回避。お金足りてないもの。

結論:
 お金を貯めてサーバを買おう。(あれ?

VMWare ESXi build-123629

真っ先に言いたい。

VMWareめ、余計なことを……!

何の話かというと、事の発端はESXi自体のアップデート。
これを行ったらdatastoreが認識しなくなった。

ESXiをHDDにインストールしてた身としては致命的。
色々調べたらPC徒然草さんにこんな記事を見つけた。

BroadcomとIntel ICH7
BroadcomはHDDとSSDだけサポート。
IntelはCD/DVDだけサポート、この上にVMFSは作成できない。
VMWareめ余計なコトを……!!(大事なことなので二回言いました)

退化しとるやんけ!
と、友人に言ったら、
サーバ用途にICHシリーズなんて使うなってことだよ
って。
まあ確かに、とか思ってしまった。

……。
コンシューマナメんなぁ!!
(泣

まあ、起こってしまったことは仕方ない。
幸いにして前のCDイメージは残っているが、これはこれで気持ち悪い。
なので、動くSATA-I/Fを探しているが、安くて動くものがなかなか見つからない……。

見つかった情報だと、玄人志向のSATARAID4P-PCIが動くらしい。
値段的には良い感じだけど、いかんせんPCIでSATA2ではなくSATAってのがまた微妙。
特に現状はPCIにLANカードをぶっ刺しているためなおのこと微妙。
そもそもPCIにギガビットのLANカードって時点で帯域足りてないんだけど……。

PromiseのFastTrak TX2650が価格的にはベストなんだケド、
これが動く保証がもう本当にない。ていうかたぶん動かない。
試しに買って、動かなかったら最悪Windowsマシンで使うかなぁ……?
でもそんな余裕無いよな……。(財布を見ながら)

あ。ちなみにD945GCLF2で動かすのはやめました。なんか異音がしはじめたんで。
あとはどうあがいても遅いってコトも原因……。
VM二個立ち上げたら、片方が遅すぎて落ちた。
まあこの子はNASとして生まれ変わる予定。音の原因調べてからだけど。

2008年11月27日木曜日

サラリーマン技術者の給与

 今日同僚とそんな話題になったので、自分の考えをまとめてみようという試み。
 なんとなく書いてるので、内容のエビデンスなどは無いです。ご注意。
 でも、基本的に当たり前のことを書いているだけだと思う。

 まあよくTwitterとか、技術者クラスタで定期的に話題になるけど、IT技術者の給与って安すぎるって話がある。

 確かに不当に給与の安い技術者は居ると思うけど、じゃあ技術者にそれだけの額が払えるかというと、当たり前だけどそれは会社によるとしか言えない。
 会社による給与の上下は当たり前の話なんだけど、では、技術者が給与を上げるためにはどうすればいいかな、と考えてみた。

 最近自社の面接にクビを突っ込むようになったので、必然的に採用する人の給与を考えることになる。
 それはその人の能力ベースで考えるんだけれど、ではその人の能力がものすごく高く、自社にとってのどから手が出るほど欲しいと考えたとしても、自社で払える給与には自ずと限界があるので、青天井という訳にはいかない。
 ではその人の給与は能力以外の何で決まるかというと、自然に会社としての給与のバランスという形となる。給与のバランスは何で決まるかというと、その人の会社内での相対的な立ち位置となる。
 採用されて間もない人は、基本的に相対的な立ち位置は低い。なぜならば、その人がいかに優秀であったとしても実績が存在しないためだ。能力が高くても発揮されないならば、その人は能力がないに等しい。
 その後、その人が実績を積んでいくと、昇給していく。これは能力が評価されているから当然の理。

 しかしあるとき限界が訪れる。

 それは「管理職(上司)の給与を超えられない」コトだ。これは会社が階層構造を取っている限り、避けられない。
 むろん残業をして、時間外給与を稼げば管理職の給与は超えること自体は可能だろうけれど、それはあくまで時間給であって、基本給ではない。基本給というのはその人の能力に応じてコンスタントに支払われるものだから、ある意味もっともその人の評価に等しい(はず)。
 で、技術者はここから先に選択肢がある。
  1. 管理職となる
  2. ほかの会社に移る
 1.に関しては言うまでもない。技術者から管理者へジョブチェンジする。そうすれば必然的に給与が上がる。なぜなら、管理者は技術者へ仕事を割り振って、責任を持って、組織の仕事を完遂できるようにする立場のため(まあ世の中にはそれがド下手だったり腐ってる管理者も多いけどね)、いわゆる「上司」となって、ヒラ技術者より給与が高くなる。ちなみにここで言う管理者ってのは人事部とかのコトじゃないです。全体的な部下のマネジメントをするヒトね。課長とか部長とかそういうたぐい。

 2.に関しては、自分を評価してくれるもっと高い給与が貰える会社へ転職する。すごい簡単な話だと思う。でも、ここで注意したいコトがある。それは自分を基準とした相対で見ると給与が上がるが、転職先内での相対で見ると実は自分の立ち位置が変わっていないというコトだ。

 考えれば当たり前なんだけど、相対的に見て「技術者」の給与が安い理由はこれにつきる。会社は評価したくないのではなく、評価できない。技術者は管理者以上の給与がどうやったって貰えない。技術者(平社員)の給与はべらぼうに高いのに、管理者(社長)の給与が安いって、明らかに変だよね。
 だから必然的に技術者の給与は管理職に比べると安くなってしまう。これは会社組織に所属している限り変わらない。

 会社に所属している技術者である限り、組織の頂点には立てない。むろん技術者兼管理者やら技術者兼経営者にでもなりゃ良いのかもしれないけど、それが技術者かと言われると甚だ疑問だ。技術ばっかりやって管理出来るとは思えないし。

 で、まあ管理職は諦めて、給与の高い会社へ転職したとする。自分の給与を上げるために。でもそこはみんなの給与も高い。評価されない人は転落していく。なぜならば給与の高い会社はそれだけの儲けのある会社だろうとは思うが、会社に限らず、物事にはキャパシティがある。それを溢れるならばその社員は雇えない。
 そして当然、その会社でも管理者の給与は技術者よりも高い。

 おまけに、技術者はカネになるモノを生むが、カネは生まない。つまり会社的にはコストのかかる部門になってしまい、会社内の立場としては、営業にも負けてしまう。
 なんで、技術者だけが好きなことばーっかりやって儲かるってのはちと虫が良すぎる話だと思う。独立したとしたらなおのことで、技術以外の煩雑なコトが増えるばっかりだし。

 で、まあ。あくまで技術者であるコトを保ったまま出来ることは次のようなコトかなと思う。
  1. 管理者との関係を良好に維持し、実績を作り、管理者の評価(=給与)を引き上げ、自分たちの評価(=給与)を上げさせる。
  2. 労働組合を作り、団体で給与上げの交渉を行う。
  3. 己の技術を磨き、実績を上げ、自分を評価してもらえる会社へどんどん移っていく。
 ぶっちゃけこのくらいしか無いかなと思うんだけど。これを行うために必要なスキルがある。それは技術力と、表現力と、政治力だ。
 己の技術を磨き、それを管理者に分かるようプレゼンし、そして組織の中で上手く立ち回る。つまり結局の所技術力だけがある状態では評価されない。何故なら人は勝手に評価してくれないから。評価してくれるように自分から能動的に働きかけて初めて評価される。基本的にすべての他人に構えるほど余裕がないでしょ?

 結局の所受け身の体勢だった場合、技術力だけで評価してくれるような慈善事業みたいな会社は殆どと言っていいほど無いし、そういう評価をしてくれる上司に巡り会ったら、その技術者は宝くじに当たるくらい幸運なんだよね。

 すげーまとまりのない文章になったな。しかも予想ばっかりだし。いずれにせよ技術者が生き残るのは大変だなあと思った次第。今の会社に来て色々考え直すコトが多いこと。俺みたいに中途半端な子は苦労するわな。orz